普段の生活において「なんで」という言葉は相手を責めている感じになってしまいます。
しかし、対話の場に限ってなら「なんで」を言っても構わないし、むしろ頻繁に使うことになります。
家庭や学校、職場で「なんで」と言う時は緊迫感やイライラの空気になっているでしょう。
「なんで勉強しないの!?」
「なんで高いブランド物のバックを買ったんだ!?」
「なんで私語をするんだ!?」
「なんでスカートの丈を短くするの!?」
「なんで言った仕事をしないんだ!?」
「なんで残業しているんだ!?」
という風に相手を責める時に「なんで」は使われがちです。
言われた方は言い訳をしたり反論したり、それか恐縮してしまうでしょう。
「なんで」は普段において距離を置いてしまう言葉です。
ところが、対話の場に限っては「なんで」を頻繁に使います。
発言に対して、理由、論拠、前提、推論、事実性を確認するために「なんで」を繰り返し問いかけます。
相手が何を思って発言したのか?
考えていること、感じていること、それを引き出すために「なんで」を聞いていきます。
これを実現できる理由が対話の場という特別な空間だからです。
対話の場というのは、何を話してもいい。人を批判する発言はNGですが、正しい答みたいなモノを言わなくてもいいのです。
そして、何も言わなくてもいい、発言しなくてもいい。対話の場なのに何も話さないことができる。
また、プライベートな情報などは漏らさない、というこれらのルールによって可能にさせています。
何より、自分と違う意見でも理解しよう、受け入れよう、という気持ちを持った人が対話の場に多く居るため敵対心が発生しにくいこともあります。
さて、ビジネスマンに有名な手法で「トヨタ生産方式」があります。その中で「なぜなぜ分析」という方法があり、「一つの出来事に対して、五回の「なぜ」をぶつけてみる。」というものです。
「五回の『なぜ』を自問自答することによって、ものごとの因果関係とか、その裏にひそむ本当の原因を突きとめることができる。」というトヨタの現場で行われている問題事象の原因を追究する方法です。
なぜなぜ分析のように本来なら問い詰めて考えるというのはメリットがあることなんです。
それが、相手を責める方法に「なんで」を使うことが多いから良くないイメージが定着しています。
日常で「なんで」を使うのは難しいかもしれません。ならば、対話の場で「なんで」を使って深みのある対話を楽しんでみませんか?
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