理解し合えない人とは距離を置くことも必要

私は対話の活動をしておりますので、価値観の異なる人との理解を目指す発言をしております。
考え方が違ったりしても、お互いのことを知り合うことによってAでもない、Bでもない、お互いにとってよいCという案を目指せる習慣が大切だと思っているからです。

理想はそうです。

だけど、残念ながら理解し合えないことがあることもわかっています。

対話で相手を理解し合える前提として、双方が今より良くしたい、相手のことを知りたい気持ちがあってこそ成り立ちます。

相手のことなんか興味ない、自分の主張を押し付けるような人とは対話になりません。それに対話は相手をコントロールする技術ではないので、変えさせようとすることも無理です。

そんな相手とトラブルや問題を引き起こしてしまうのなら、距離を置く。お互いが相手の領域に立ち入らないことも大切です。

今はわかり合えない関係でも、時が経ってそれぞれの環境も変わり、ふとしたキッカケから理解し合えることもあります。
また、丁寧に対話を続けていき、対立している次元とは違う高いの次元で話すことで解決されるかもしれません。
例えば、軍事費を増やす、増やさないということで価値観が対立していたら、軍事費という次元でなく、平和のためにどうすればいいのか?というようなもっと高い次元で話し合うのが有効です。

どうしてもわかり合えない人と接触した場合、無理に仲良くしなくても構いません。適切な距離を置くことも大切です。


〔 哲学対話の依頼・仕事を承ります! 〕
哲学対話の研修や授業・セミナー・ファシリテーター養成講座など幅広くご対応致します。
学校やビジネス・スポーツチーム・各種コミュニティなどで、お気軽にご相談ください。
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◆ 対話のイベント&研修 ◆
*対話コン
今までにない哲学対話の手法を使った合コンのような参加者同士が仲良くなる対話のイベントです。
恋愛や結婚など日頃の興味や関心を持っていることについて話し合う"対話"を体験してみませんか。
マッチングなし。年齢制限なし。既婚者や夫婦での参加可。少人数で楽しくアットホームにやっています。
~毎月10日は対話コンで愛を問おう~
第99回 2024年10月12日(土)対話コン〔東京・原宿〕
詳細やお申込みはこちらより
第100回 2024年11月24日(日)対話コン スペシャルゲスト梶谷真司氏〔東京・秋葉原〕
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*哲学対話によるコミュニケーション研修
組織の風通しを良くし従業員のやる気やコミュニケーションを活性化させる研修プログラムです。
学校で実績がある哲学対話の手法を使い、考えること、自分の言葉で話すこと、相手の話をしっかり聞くことといったコミュニケーションスキルが身に付きます。
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https://www.co-tk.com/
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「対話コン」を始めようと思った理由とその想い

『心の繋がり』
自分と違う価値観を持っている人とも仲良くなり、心で繋がれるキッカケを作りたい!

対話コン」なるイベントを始めることにしました。

私は2012年から対話の活動をしています。
活動しようとした理由は、対話によってお互いを理解しあい、できる限り対立や衝突が世の中から減ってくれればと思っています。
この活動で感じたことは、人の境遇・体験違いや価値観が異なっても、対話を通して相手の考えていることや理由・想いを知ると、意外と自分自身と共通する部分があったり、相手について納得できます。

相手のことを知るためにはおしゃべりや討論ではなく、真面目な話をする対話が有効だと思っています。

それでなんで婚活っぽいイベントをするのかというと、近年、社会が変わっていく中で恋人が居ない比率が毎年上昇しています。晩婚化も進んでいます。しかし、実際にはパートナーが欲しいという願望があることも感じられます。
それで、世の中には婚活や恋活イベントであったり、合コンだったり数え切れないほどの存在しています。
ですがこれらのイベントで実際に仲良くなることが少ないと私はそう感じています。
ほとんどのイベントが、男女がペアになって1~2分会話して次に移る。それを参加者全員と一巡させる。その後にまた1・2回お目当ての人と10分くらいお話をする。
目まぐるしく人が変わって誰とどんな話をしたのかもハッキリ覚えていない。さらに、当たり障りのない趣味とか、好きな食べ物とか、お仕事とか、何回も同じことを言わないといけない。
それで、マッチングはしないし、マッチングしても、やっぱこの人は違うな!となり、実際に成婚するのは3%以下という話も耳にします。

また、他の側面として、メディアでのアンケート調査でパートナーに求める条件の第1位は「価値観が合うこと」が毎年ランクインしています。逆に司法統計で離婚原因の第1位は「価値観が合わないこと」です。
このことから、私達は相手の価値観にちゃんと向き合えていないのでは?と推測ができます。

それならば、結局仲良くなれない婚活イベントの常識をぶち壊して、対話の手法だけでイベントしてしまおうと考えました。

1対1での話をしない。マッチングやカップリングもしない。一般的な自己紹介もしない。服装は普段の私服。年齢の制限なし。
その代わり、みんなで対話をする。自分の価値観を伝える。他の人の話を黙って聞く。それだけのイベント。

こんな企画内容で仲良くなれるのか!?

皆様きっとそう思いでしょう。私は仲良くなれると確信しています。

今回の対話では「philosophy for children」という哲学対話の手法をベースにしています。
この手法はハワイで荒れていた高校が導入し数年で問題行動が解決されたという実績があります。相手のことを正しく知らず偏見を持って対立していた生徒が対話を通して少しずつ理解し合い仲が改善されていきました。

なので、初対面同士だとしても相手の人柄を知れれば、自然と自分から次の行動して相手のことをもっと知ろうという風になります。
いきなり結婚だ!とか、恋人を見つけた!という展開は想定していません。
もし友達になれれば最高で、最初は知り合いになるキッカケを目指しています。仲良くなるのは異性だけでなくても同性同士だとしても素敵なことだと思っています。

対話の内容は、恋愛とか、男女の価値観の違いとか、パートナーへの理想とか、普段話さないようなことを話し合って理解し合いします。どんなテーマになるのかは当日みんなで投票して決定します。

このような理由と対話の持つ可能性を確信し、成功させたいイベントという想いになりました。

対話コンは自分と違う価値観の人と仲良くなるイベントを目指しています。その延長線上に運命のパートナーが見つかるようなイベントにします。
あなたのご参加を心よりお待ちしております。


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良い関係と自分を成長させる「学習者の質問」

他人と良い関係を築いたり、自分自身が成長していくためには、良い言葉による質問をすることがポイントです。

はじめに、あなたは以下のような言葉を使っていませんか?
「誰のせいでこうなったんだ?」「私のどこがいけないのだろう?」「あの人の良くない点はなんだろう?」「何故こんなに失敗ばかりするんだ?」「どうすれば主導権を守れるだろう?」「彼らはなんてバカなんだ?」「なんであの人は私をイライラさせるのか?
」「社会やシステムが原因になっている」といった質問です。
このような言葉を使った質問は「批判者の質問」と言います。

批判者の質問は相手への責任を追及してしまったり、習慣的に自分を正当化する反応をしてしまいやすい質問です。自分が正しく、相手が間違っているというような討論会では有効ではありますが、敵を作りやすく、自分自身が知らないことに気付き、成長するような機会を減らしてしまう考え方です。

そうでなく、相手を知り、敵対関係でなく、自分を成長させるような言葉と質問に変えることによって、良い循環が起こるようになります。
そのためには「学習者の質問」をすると良いでしょう。
「何が起きているのだろう?」「ここでは何が役立つだろう?」「私の希望は何だろう?」「どんなことがを学べるだろう?」「相手は何が必要で、何を望んでいるのだろう?」「私は何に責任を持つべきだろう?」「事実はどういうことだろう?」「今、何をするのがベストだろう?」というような質問です。

学習者の質問は問題を解決するために意識を向ける質問になります。相手と自分のどっちにもよい関係に向かいやすい。もし、相手が批判者の質問を使っていても、学習者の質問で応対することによって、相手が批判者から学習者へ変わる可能があるということです。

普段の言葉や質問に意識してみてはいかがでしょうか。


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相手の話を心で聴く

相手の話を心で聴くというのは、「相手のために話を聞く」ということです。

そのときに忘れてはならないのは、相手が話をしにきても、途中で自分の意見を一方的に押し付けることです。「自分はいつも相手のためを思って話を聞いている」という方がいれば、もう一度それが「自分のため」でないかどうかを確認してみて下さい。相手のためを思って話を聞いているつもりでも、実は自分の考える「あるべき姿」を押しつけていたりしていないでしょうか? あるいは、相手が違う考え方を示したとしても、「ダメだ」、「それは無理だ」、「この方があなたに良いんだ」などと勝手に決め込んではいないでしょうか?

レベル3の話の聞き方とは、「自分の価値観」ではなく、「相手の価値観」で話を聞くということです。

聞き手も自分の価値観を持っています。相手の価値観と自分の価値観が違うのはすごく当たり前のことで、価値観がまったく同じ人はこの世に存在しません。

自分の価値観で相手の話を聞く時、自分の関心事は「相手の言うことがどれだけ自分の価値観に適しているか」にあります。それは、自分のために話を聞いていることにしかならないのです。

「相手のために話を聞く」とは、言い換えれば、「相手の聞いてほしいことを聞く」ということです。

そして、自分が相手の聞いてほしいことを聞くためには、耳や口だけでなく、心も動員しなければなりません。

そのためには、健康面で体調を健康に保つことが大切です。「睡眠不足のとき」や「疲れ過ぎているとき」は相手の話を聞くことができません。

心理状態でも、心を白紙の状態にすることが必要です。「忙しすぎて落ち着かないとき」、「言いたいことが言えないとき」、「気になることが言えなくて内にこもっているとき」、「自分のことばかりにとらわれているとき」、「反抗的になっているとき」、「相手を嫌っているとき」、「批判的な意見を内に秘めているとき」など、これらも、相手の話を聞けない状態にさせます。

この習慣を身につけるには、常に自分の状態を意識しなければなりません。「筋力トレーニング」と同じで、鍛えようと思っただけで筋肉がつくほど甘くはないはずです。


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相手の話を口で訊く

相手の話を口で訊くというのは、自分の耳だけでなく口を使うということです。

相手の話から積極的に理解する姿勢は、相手は自分の話に関心を持ってくれているという印象を持ちます。 このような聞き方をアクティブリスニングといいます。

アクティブリスニングは、相手に対して「私はあなたの話をちゃんと聞いてるよ」ということを示すサインとなります。もちろん相手の言葉のすべてを繰り返したら、オウムのようになって不自然です。しかし、話のポイントを繰り返して確認しながら聞けば、相手の口はますます滑らかになるでしょう。

ただ、ここで忘れてはならないのは、そもそも「誰のために話を聞いているのか」ということです。人が話をするときは、なにかの目的があって会話をしています。耳だけでなく口も開いて、相手に対して質問したとしても、もしそれらの質問が相手の話とまったく関係ないものだとしたら、相手は自分の話を聞いてもらっているとは感じないでしょう。

これは自分が「自分のために話を聞いている」という状態です。

例えば、会社の面接とか、街角でのアンケートなどは「自分のために話を聞く」という典型です。そのような場面では、面接官なり、インタビュアーは、相手に対して積極的に質問を投げかけます。 けれども、これらの質問は聞き手が「自分のために話を聞いている」のです。

そのため、面接前に話す内容を準備しても、実際には話すタイミングがなく面接が終わることが多いのです。

より良いコミュニケーションで求められるのは、「相手のために話を聞く」ということです。ただ黙って相手の話を聞くのではなく、相手に対して問いを投げかけていくためには、当然のことながら、話の「音声」だけでなく、その「内容」をとらえる必要があります。

「なるほど、事故で電車が30分遅れたんだね」というように「客観(事実)を確認する」内容要約・確認と、「それで、テレビ番組を見逃して、がっかりしているわけだね」のように、「主観(気持ち)の理解を示す」共感的理解が相手に安心感を生み出します。

聞き手のあなたが目的をハッキリ意識して、話の方向にそって質問をする必要があります。

もし、自分のためにだけ相手の話を聞いているとしたら、どんなに積極的に問いを投げかけたとしても、 相手は答えることに息苦しくなって、本当に言いたいことが言えなくなってしまいます。それはまだ相手の話を聞いていることにはなりません。


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相手の話を耳で聞く

相手の話を耳で聞くというのは、単に「音声」として相手の話が耳に入ってくるということであって、必ずしも相手の話している「内容」が自分に伝わっているとは限りません。

相手の話の内容を聞くためには、まず、受け皿として自分の頭の中を空っぽにしなくてはいけません。ところが、多くの場合、相手の話を聞いている自分の頭の中には「余計なもの」でいっぱいです。

例えば、形だけは相手の話を聞いているけれども、頭の中はまったく別のことを考えているかもしれません。やりかけの仕事や家事のこと、このあとの何を話そうかということ、あるいは、いま見ているテレビのことなど。

こういった雑念で頭がいっぱいになっていたら、とても相手の話の内容など頭に入るはずがありません。

こうした「余計なもの」は他にもたくさんあります。

自分が相手の話を聞きながら、「この忙しいときに、なんで私が○○さんの話を聞かなきゃならないんだ」とか「早く話を終わりにしてくれないかな」などといった邪念を抱いていたとしたら、やはり音声しか入ってこないでしょう。

あるいは、相手の言うことをいちいち「それは正しい」とか「それは間違っている」など固定観念で判断していたり、「○○さんが言いたいのはきっとこういうことに違いない」などと先入観で勝手に解釈したりしていたら、やはり相手の話を表面しか聞いていないことになります。

あなたは、1時間前に家族や友達、恋人、職場の同僚と話した内容を覚えていますか?

これらの雑念、邪念、固定観念、先入観はすべて「雑音」となって、相手が話している内容が自分の頭に入ってくるのを妨げます。

したがって、相手の話を本当に聞くためには、まずは自分の頭の中からこうした「余計なもの」を追い出す必要があるのです。

頭の中に「雑音」が進入してきて、追い出せないときには、会話をやめる勇気も必要です。「いま怒りの感情が出てきたから、ここで少し深呼吸しよう」とか「このまま続けても建設的な会話ができないから、いったん終わりにしよう」と、対応することです。


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