哲学対話で深く質問する方法(哲学者の道具箱)

哲学対話では深い探求に質問することが必要です。
でも、質問に慣れていない場合、どう質問すればいいのかわからなくなります。
そこで哲学対話では、質問を手助けしてくれる例文があります。

「The Good Thinker’s Toolkit」(日本語では「哲学者の道具箱」と呼ばれる)

1.どういう意味?:What do you mean?
不明なことを明確にする、分からないことの意味を確かめる。
例)それってどういうこと?どんな意味しているのだろう?他に知る必要があることは何だろう?

2.理由:Reason
意見の背後にある理由をたずねます。
例)その意見になった理由ってなに?どうしてその意見につながるの?

3.前提:Assumption
私たちが当たり前だと思っていることなど、ひとつひとつの考えがどういう前提や想定によるのかを明らかにします。
例)この意見は・・・が前提になっているよな?その意見の根底にはどんな考えがあるのだろう?

4.含意:Inference
過去の体験や考えから、たとえば、もし、ある行動をしたり、しなかったりしたら、後から何が起きるのかに目を向けます。
例)もし・・・なら・・・と推測するのは合っているのかな。・・・だとすると・・・になると思うな。

5.真偽:True
意見や考えが本当に正しいのかを問い直します。
例)それって本当?もし・・・が本当ならどういつことになる?

6.例示:Example
その意見の事例や証拠を探しながら、意見の正しさを示します。
例)こんな例があるよ。・・・ということが実際にあった。

7.一般化:Counter-example
その意見が真ではない反例を示しながら、主張の正しさを問います。
例)でもさ・・・。それについての反例はあるのかな?

質問の言い回しは適時に言い換えて構いません。
対話は生き物なので、毎回同じような結果になるわけではないです。
質問して深く探求するためには「どういう意味・理由・前提・含意・真偽・例示・一般化」の7種類を切り口にすると効果的です。

〔 哲学対話の依頼・仕事を承ります! 〕
哲学対話の研修や授業・セミナー・ファシリテーター養成講座など幅広くご対応致します。
学校やビジネス・スポーツチーム・各種コミュニティなどで、お気軽にご相談ください。
お問い合わせフォームはこちらより

◆ 対話のイベント&研修 ◆
*対話コン
今までにない哲学対話の手法を使った合コンのような参加者同士が仲良くなる対話のイベントです。
恋愛や結婚など日頃の興味や関心を持っていることについて話し合う"対話"を体験してみませんか。
マッチングなし。年齢制限なし。既婚者や夫婦での参加可。少人数で楽しくアットホームにやっています。
コイタイワとのコラボ 2019年10月20日(日)〔東京・池袋〕
詳細やお申込みはこちらより
第50回 2019年10月27日(日)〔東京・渋谷〕
詳細やお申込みはこちらより

*哲学対話によるコミュニケーション研修
組織の風通しを良くし従業員のやる気やコミュニケーションを活性化させる研修プログラムです。
学校で実績がある哲学対話の手法を使い、考えること、自分の言葉で話すこと、相手の話をしっかり聞くことといったコミュニケーションスキルが身に付きます。
詳細やお申込みはこちらより

● 対話力育成コーチ武のSNS ●
*ホームページ
https://www.co-tk.com/
*Twitter
https://twitter.com/denchi_jp/

対話をして合意形成を目指す方法

人間社会は会社も地域も家族の間ですら利害対立が起きていて意見をまとめることは簡単ではありません。
人によって主義主張は異なるし、あちらを立てればこちらが立たず、お互いの利害が相反するすることが多々あります。
はたして、みんなが納得する合意形成を目指すことはできないのでしょうか?

私は時間をかけて対話をすることである程度の合意形成ができると思っております。

対話をすることの効果は、相互理解と共同による探求です。
自分ひとりで問題に向き合うのではなく、他者と一緒になって問題を考える。それによって自分の持っていない知識や経験をお互いに補完し合える。考えが偏ったり、あらぬ方向に話が進むことにブレーキがかかります。一緒に深く考える効果があります。
対話をすることによって、その人の考えであったり、人物や生活環境の背景に触れることになります。考え方に違いはあって当然ですし、そういう考えもあるんだと理解することにつながります。

合意形成には4つの着地点があります。

一番簡単な合意は「棚上げ・回避」です。何も決定しない、解決や合意を先延ばしにすること。抱えている問題はなくなりませんがこれも合意形成のひとつです。

その次は「譲歩と説得」です。相手の意見に合わせたり、自分の意見に同意してもらうことを目指す方法です。片方にはメリットがある合意形成のひとつです。

一番多くある合意形成がこの「妥協」です。良い言い方をするのならばWIN-WINの関係です。お互いに譲り合う、お互いに良い部分があって合意する方法です。このためにはお互いの話し合いが必要になります。

最も理想的な合意形成は「統合」です。お互いに譲り合うことなく、ともに満足できるような案を模索します。自分にとっても良いことで、相手にとっても良い合意を目指します。
そのためには対話を積み重ねることによって、お互いの理解を深めることが不可欠です。その上で見つけ出した合意案が一番有効なのは間違いありません。

だけど、対話はすごくコストがかかります。
すぐに答えがでる訳でもない、多くの人が時間を使い少しずつ理解を深め合意を目指す。
安い・早い!とは逆で、高い・遅い!ことになることがあります。それでも、丹念に対話をした方の結論には反対や批判が少なくみんなに良い結果になるでしょう。

〔 哲学対話の依頼・仕事を承ります! 〕
哲学対話の研修や授業・セミナー・ファシリテーター養成講座など幅広くご対応致します。
学校やビジネス・スポーツチーム・各種コミュニティなどで、お気軽にご相談ください。
お問い合わせフォームはこちらより

◆ 対話のイベント&研修 ◆
*対話コン
今までにない哲学対話の手法を使った合コンのような参加者同士が仲良くなる対話のイベントです。
恋愛や結婚など日頃の興味や関心を持っていることについて話し合う"対話"を体験してみませんか。
マッチングなし。年齢制限なし。既婚者や夫婦での参加可。少人数で楽しくアットホームにやっています。
コイタイワとのコラボ 2019年10月20日(日)〔東京・池袋〕
詳細やお申込みはこちらより
第50回 2019年10月27日(日)〔東京・渋谷〕
詳細やお申込みはこちらより

*哲学対話によるコミュニケーション研修
組織の風通しを良くし従業員のやる気やコミュニケーションを活性化させる研修プログラムです。
学校で実績がある哲学対話の手法を使い、考えること、自分の言葉で話すこと、相手の話をしっかり聞くことといったコミュニケーションスキルが身に付きます。
詳細やお申込みはこちらより

● 対話力育成コーチ武のSNS ●
*ホームページ
https://www.co-tk.com/
*Twitter
https://twitter.com/denchi_jp/

対話と会話って同じ?違う?

対話の活動をしている中で、よく言われることのひとつに『会話と対話の違いがわからない』があります。

対話を体験したことない人や詳しく知らない人ですと、
・対話ってなんなのよ?
・会話することと一緒じゃないの?
・対話だからディスカッションとか討論みたいなもの?
というようなことを言われます。

対話と会話は大きく3つの点で違いがあります。

ひとつ目は、話す中身です。
会話と対話は漢字の通り、人と会って話をするのが会話、相手と対する話が対話です。
会話では話の内容はなんでもよく、何か結論を出す話し合いでもないし、談笑してもいいし、雑談やら挨拶とかも会話になります。
実際に人と会って話すことを表していて、その内容に関してはなんでもいいのです。
会話すること自体や会話の楽しみ自体を目的として行うものです。
一方、対話は相手と対面して話をすることです。
何が対しているのかというと、人の価値観であったり、世界観の違い、考えの違い、嗜好性の違いなど、自分と他人の間には必ず違いがあります。
その違いについて話すこと、お互いに向き合って深く探求して話を進めるのが対話です。

ふたつ目は、話をしているときの雰囲気です。
自由に話せることと真面目な話し合いをしている状態を対話だと私は定義しています。

雑談のような会話では、自由に何でも話せる雰囲気の中で楽しくおしゃべりをしています。
対話は同じように、自由に何でも話せる中で真面目な話し合いをしています。
話の内容や題材によっては楽しくない可能性があります。「ブラック企業はなぜなくならないのか?」「麻薬はなぜやっちゃいけないのか?」「脳死は人の死か?」などのように、簡単に答えが出ないことに向き合って真面目に話し合います。

三つ目は、ルールがあることです。
会話をするのにルールや約束の中で話はしないと思います。
一方、対話では話をする前に、ルールを共有して、話をするための約束事を認識して、その内容に同意してくれる人達と話をします。
ルールを守らない人には対話の場から退席して頂くこともあります。
ルールは主催者によって表現の違いはありますが、大体は「相手を批判しない」「自分のことを話そう」「人の話を最後まで聞こう」などのルールが設定されています。

対話と会話の違いに関して文章で説明するとこのような違いがあります。
それでも体験したことないとなかなかイメージがしにくいと思いますので、一度対話のイベントに参加するとその違いがわかりますよ!

〔 哲学対話の依頼・仕事を承ります! 〕
哲学対話の研修や授業・セミナー・ファシリテーター養成講座など幅広くご対応致します。
学校やビジネス・スポーツチーム・各種コミュニティなどで、お気軽にご相談ください。
お問い合わせフォームはこちらより

◆ 対話のイベント&研修 ◆
*対話コン
今までにない哲学対話の手法を使った合コンのような参加者同士が仲良くなる対話のイベントです。
恋愛や結婚など日頃の興味や関心を持っていることについて話し合う"対話"を体験してみませんか。
マッチングなし。年齢制限なし。既婚者や夫婦での参加可。少人数で楽しくアットホームにやっています。
コイタイワとのコラボ 2019年10月20日(日)〔東京・池袋〕
詳細やお申込みはこちらより
第50回 2019年10月27日(日)〔東京・渋谷〕
詳細やお申込みはこちらより

*哲学対話によるコミュニケーション研修
組織の風通しを良くし従業員のやる気やコミュニケーションを活性化させる研修プログラムです。
学校で実績がある哲学対話の手法を使い、考えること、自分の言葉で話すこと、相手の話をしっかり聞くことといったコミュニケーションスキルが身に付きます。
詳細やお申込みはこちらより

● 対話力育成コーチ武のSNS ●
*ホームページ
https://www.co-tk.com/
*Twitter
https://twitter.com/denchi_jp/

対話コンの背景や意義・優位性とか特徴とは!?

対話コン』というイベントを開催しています。
対話コンを始めた背景や、イベントの意義とか、優位性とか、特徴などを説明してみようと思います。

【対話コンを始めた背景】
日本は少子高齢化社会になっており、晩婚化、未婚率の上昇により子供の数の減少が起きております。
社会環境が少しずつ変化していますが、異性との出会いに対する潜在的なニーズはあり、街コンや婚活(結婚相談所)といったイベントやサービス、言葉は定着しております。また、マッチングアプリといったサービスで対面ではない知り合い方も増えてきました。

しかし、世の中に数多くある婚活イベントや合コンは、毎回初対面の人とお話する、そして、場を盛り上げるようなトークが必要になります。また、短い時間の中でのお話は当たり障りのない趣味とか、好きな食べ物とか、お仕事とか、同じようなことを相手が変わるたびに言わないといけないです。
こういうイベントでは表面的な会話しかできず、それで、マッチングはしないし、マッチングしても「やっぱこの人違う」となり、実際に成婚するのは3%以下という話も耳にします。

その他にも、アンケート調査によるパートナーに求めることや条件のランキングトップは”価値観が合う”です。残念ながら調停による離婚となった場合の離婚原因1位は”価値観が合わない”です。異性と関係性を深めていく中でコミュニケーション不足や相手に向き合うことができていない側面が垣間見られます。

そんな中において新しい試みが「対話コン」です。(年齢制限なし、既婚者可、服装自由、LGBTの方歓迎、マッチングは行なわない)

イベント名に”コン”ってついていますが合コンのイベントではありません。異性と一緒に疑問に思うことを問いたり、語り合ったり、考え合う”対話”のイベントです。対話だけしか行ないません。
参加者がひとつの輪になって同じテーマで話し合う対話の手法を導入することで、相手の価値観を知れる、自分が大切にする価値観を振り返れる、自分の言葉で話をする、相手の話をじっくり聞く、相手を認め合うことを繰り返すことによって、人間関係が仲良くなる効果があります。
テーマは参加者と一緒に選びます。「喜ばれるプレゼントってなに?」「脈があると感じた出来事とは?」「結婚をする理由ってなんだろう?」「恋人と友達の違いとは?」「喧嘩した後、どうやって仲直りするか?」など、”愛”ってなんだ?”婚姻”とは何か?という小難しいテーマではなく、できるだけ自分の身近な問題事とか気になっていることをみんなで一緒に話し合います。

異性・男女での考えていることの違いを学ぶことで、より良い行動や選択をできるようになる。
人間関係を良くすることによって、親しい関係になる、中には結婚する、結婚しなくても生涯のパートナーとか、親友関係を続けられるようになって頂きたい。既婚者や夫婦においては末永く仲良く居られる関係性が続いて欲しいと願っています。
結婚しないカップルや子供を産まない夫婦、LGBTのカップルも含めて多様な生き方や関係性を実現させる、心で繋がる対話の場であることを目指しているイベントです。

【対話コンの優位性】
対話は学校教育で取り入れられており、一部の企業研修でも実施することがありますが、婚活や合コンといった出会い系の手法としては実施されておりません。

結婚相談所による婚活は相手に求めるスペックといった条件(年齢・身長・体重・年収・お勤め先・最終学歴・趣味・既婚暦など)に合致することが最大のフィルタになっており、価値観や内面性によるマッチングは困難です。同様なマッチングアプリなどもスペックや条件からでしか出会えません。
対話コンは逆に対話によって内面性から知り合っていくのが特徴です。

対話コンの中核となるものは『対話』です。
対話の原型は「子どものための哲学 Philosophy for Children」というもので、マシュー・リップマンによって作られたものをベースに採用しています。1969 年コロンビア大学の大学生たちが論理的に考え、健全に判断する能力に欠けていると深く憂慮し開発された哲学に基づくカリキュラムです。
学校で「子どものための哲学」を取り組んだことによって、校内暴力が酷い学校が改善された、いじめ問題がなくなった、子どもの学力が向上した、他者への理解・尊重・共感力が向上したなどの実績があります。
近年の教育現場において生徒が自主的に取り組むための授業(アクティブラーニング)や道徳が教科になるなど日本においても今までの教育にない取り組みの重要性が叫ばれています。その中で対話の手法が脚光をあびるようになりつつあります。
対話によって得られる効果や実績は子どもだけのものではありません。企業においても効果を発揮しますし、なにより人間関係のコミュニケーションにかかわることですから、家族、男女関係といったことにも適用できます。
対話コンは恋愛・結婚・男女の価値観の違いなどを対話することによって、対話によって得られる効果から良好な人間関係が構築できます。

【対話コンの特徴】
婚活・合コンのようなイベントなのに、マッチングは行ないません。イベントは対話しか行ないません。対話によって仲良くなれば主催者が取り次がなくてもお互いに連絡交換するし交際に発展するからです。

男女の出会いの場なのに、既婚者の参加も可能です。結婚したからこそ実感することがあります。既婚者の実体験が未婚者に対して考え方の幅や方向性が広がり、経験者から学ぶことができるからです。既婚者、もしくは夫妻にとっては結婚前の新鮮さや想いを振り返ってもらうことで良好な関係を継続することに繋がります。

年齢制限がありません。おじいちゃん、おばあちゃんから高校生でも参加可能です。長く生きてきたからこそ知っているパートナーとの付き合い方や経験則、高校生も法律の改正が予定されておりますが女性は16歳から結婚が可能です。真面目に恋愛や結婚、男女の価値観の違いについて考えることや対話することに年齢制限は不要です。

LGBTの方は本人の性自認で参加頂けます。セクシャルマイノリティが認知され始めている中で出生時の性ではなく、本人の内面がそのまま出せる形で参加して頂く事に多様性の価値を生み出します。

対話をするイベントなのに話さなくていい。対話は話すことが必要ですが、それ以上に相手の話を聞くということが求められます。また、考えることによって知識や理解が深まるため話さなくても参加していることになります。

会話によるコミュニケーションは人間の特徴です。現在の人間社会ではひとりでは生きて行けません。他者との関わりが不可欠です。人間関係とコミュニケーションには相関性があります。
人間ならば誰しもが対話できる存在であり参加者になれます。

また、人間関係に問題を抱えている、コミュニケーションが苦手だと思っている人がおります。そこに対話の手法を導入することで、自分の言葉で話すこと、相手の話をちゃんと聞くこと、自分とは異なる他者への理解を深められます。人間関係やコミュニケーションを良くしたい人の要望を満たせます。

生涯の伴侶、人生のパートナー、共に歩む相手は居ないより居たに越したことはありません。それが婚活で苦心している方に新たな方法として提供可能です。

最後に一番大切なポイントは『楽しさ』です。話をすることは楽しい。恋話は盛り上がる。雑談ではない、討論する訳でもない、真面目に対話をすることで得られる学びと関係性もあり、人間の欲求を満たしていくことがファンを獲得することに繋がります。

イベントは不定期に開催しております。
次の対話コンホームページ、もしくは、以下のイベント案内からご確認ください。

〔 哲学対話の依頼・仕事を承ります! 〕
哲学対話の研修や授業・セミナー・ファシリテーター養成講座など幅広くご対応致します。
学校やビジネス・スポーツチーム・各種コミュニティなどで、お気軽にご相談ください。
お問い合わせフォームはこちらより

◆ 対話のイベント&研修 ◆
*対話コン
今までにない哲学対話の手法を使った合コンのような参加者同士が仲良くなる対話のイベントです。
恋愛や結婚など日頃の興味や関心を持っていることについて話し合う"対話"を体験してみませんか。
マッチングなし。年齢制限なし。既婚者や夫婦での参加可。少人数で楽しくアットホームにやっています。
コイタイワとのコラボ 2019年10月20日(日)〔東京・池袋〕
詳細やお申込みはこちらより
第50回 2019年10月27日(日)〔東京・渋谷〕
詳細やお申込みはこちらより

*哲学対話によるコミュニケーション研修
組織の風通しを良くし従業員のやる気やコミュニケーションを活性化させる研修プログラムです。
学校で実績がある哲学対話の手法を使い、考えること、自分の言葉で話すこと、相手の話をしっかり聞くことといったコミュニケーションスキルが身に付きます。
詳細やお申込みはこちらより

● 対話力育成コーチ武のSNS ●
*ホームページ
https://www.co-tk.com/
*Twitter
https://twitter.com/denchi_jp/

哲学的な問いの作り方

哲学対話をする上で大切なのは”問い”である。
しかし問いを出すことは意外と難しい。

・学校はちゃんと行った方がいいのか?
・サービス残業は良くないのか?
・片づけられないのは悪いこと?

このような問いは、良くない、行った方がいい、という風になりがちで考えが深まりません。

では、どうすれば良い問いに近づくのか?
哲学対話なので哲学の要素から問いを考えてみるようにすると良いです。
先ほどの問いを少しアレンジしてみましょう。

・学校でしか得られないことは何か?
・無償でも働く価値はあるのか?
・整理整頓するとどんな良いことがあるのか?

なんか、いろいろと考える幅が広がったと思いませんか?
アレンジするために使ったのは西洋哲学において主題になっている「真・善・美」です。

「真・善・美」とは何か?

まず“真”とは、この世界を支配する法則や普遍的な真理のことです。
太陽は東からのぼり西に沈み。水は0℃以下になると凍る。人は楽しい時に笑う、悲しい時は泣く。などの法則や真理です。
理由や真偽を元にして、違いや仮定、性質などについて物事を見ていきます。
・なんで~そうするのか?
・それって本当なのか?
・もし~だったら?
・~をするのはなぜか?
などのような問いに変えると良いでしょう。

次に“善”とは、人が行うべき正しい行動・道徳規範のことです。
環境やその社会を構成する人たちの道徳感情の違いによって、物事の善し悪しを判別している“常識”です。
一年中暖かい地域での常識と、冷たい地域での常識は異なる。
万人に共通する事柄ではないが、そこの社会を構成する多くの人達が共通して持っている道徳規範です。
・~をするべきなのか?
・~は正しいのか?正しくないのか?
・~は許容できること?
・~をするのは価値があるのか?
などのような問いに変えると良いでしょう。

最後に“美”とは、人が何をもって美しいと判断するかです。
あるものを見て「美しい」と思う。またはある音を聴いて「美しい」と感じる能力は個人の感覚や感性によります。
人は五感(視覚、聴覚、味覚、臭覚、触覚)によって認識されるため、文化や個人の主観の枠を越えて、誰にでも共通する明確な規定は難しいため、美には普遍的な定義はない、とも言われています。
・美しくするとどうなるのか?
・~は五感だとどう感じるのか?
・私にとっては~。
・なぜ~が好きまたは嫌いなのか?
などのような問いに変えると良いでしょう。

もし深まりが難しい問いに出会った場合、「真・善・美」を活用することで良い問いに変わります。

〔 哲学対話の依頼・仕事を承ります! 〕
哲学対話の研修や授業・セミナー・ファシリテーター養成講座など幅広くご対応致します。
学校やビジネス・スポーツチーム・各種コミュニティなどで、お気軽にご相談ください。
お問い合わせフォームはこちらより

◆ 対話のイベント&研修 ◆
*対話コン
今までにない哲学対話の手法を使った合コンのような参加者同士が仲良くなる対話のイベントです。
恋愛や結婚など日頃の興味や関心を持っていることについて話し合う"対話"を体験してみませんか。
マッチングなし。年齢制限なし。既婚者や夫婦での参加可。少人数で楽しくアットホームにやっています。
コイタイワとのコラボ 2019年10月20日(日)〔東京・池袋〕
詳細やお申込みはこちらより
第50回 2019年10月27日(日)〔東京・渋谷〕
詳細やお申込みはこちらより

*哲学対話によるコミュニケーション研修
組織の風通しを良くし従業員のやる気やコミュニケーションを活性化させる研修プログラムです。
学校で実績がある哲学対話の手法を使い、考えること、自分の言葉で話すこと、相手の話をしっかり聞くことといったコミュニケーションスキルが身に付きます。
詳細やお申込みはこちらより

● 対話力育成コーチ武のSNS ●
*ホームページ
https://www.co-tk.com/
*Twitter
https://twitter.com/denchi_jp/

コミュ障の自分がなぜ対話力育成コーチを目指したのか?

私は対話力育成コーチという肩書を掲げて活動していますが、元々コミュニケーションや人間関係は嫌でした。
そんな人間がどうして180度反対になるようなことになったのか晒しちゃいます。

まずは、私の幼少期から説明しないといけないでしょう。
小さいころから父子家庭で育ったため、記憶にある時からすでにコミュニケーションを取る相手は父だけでした。
学校に行き始めた時でも鍵っ子で、誰もいない自宅に帰る日々。家で話す人はいなく、友達の家に毎日遊びに行くわけにもいかず、テレビを見たりゲームをずっとやっているような子どもでした。
そもそも人と触れ合う機会が限られていて、どうしても社交性は身につかない環境で大きくなっていきます。

今でも、ペラペラ話す方ではないし、社交性か高いとは思っていません。

就職するときも人とのコミュニケーションが必要ない、コンピュータのソフトウェア開発を選びました。
パソコンに向かって作業するだけなので、コミュニケーション能力がなくても大丈夫だと思ったのです。

プログラミングを行う毎日はある面ではストレスがない状態だったと思います。
しかし、コミュニケーション能力がないため、上司とはうまく行かないことがあり、「武君は扱いにくい」と言われるような人間でした。

外部とのつながりを減らしてプログラムの仕事をしていると、思わぬ弊害もありました。
自信を持って作ったソフトが、喜ばれていないのです。
自分が良いと思って作りこんだ内容で、凝ったことや難しいことができる機能でなく、ボタンの大きさを変えるとか、色使いを変えるといったシンプルでわかりやすいことが求められることがありました。
ちゃんと相手に欲しいものを聞いて、望むものを作らないといけないと思ったのです。
プログラムだけをやっている世界ではなく、私はお客様と関係を持てるシステムエンジニアの方にシフトしました。

システムエンジニアの立場で、お客様が要望されていることをうかがって、システムを作り上げる。
そうすることによって、プログラマだけの立場より良い仕事ができるようになりました。
当たり前の話かもしれません、自分の世界だけで仕事しているのではなく、相手とコミュニケーションを取って仕事する方が喜ばれる。
だけど、予期せぬ壁がまた、私の前に現れました。
商談相手、つまり発注した担当者が満足していても、実際にシステムを使う従業員ではまだ使いにくいことがあった。
導入説明(操作説明)で従業員に説明したら、わかりにくい、使いにくいと言われた。
同じ会社の人でも立場や担当が違うことでミスマッチが存在する。現場の人は自分たちの要望を伝えられない。相手の会社内での意思疎通不足が影響されると感じました。
実際に使う人のレベルからヒアリングしないと良いものは作れない。ならば、実際の現場レベルで働いていれば何を望まれているのかわかるはずだ。そう思った私はコンピュータ業界から食品業界に転職をしました。

冷凍食品の製造工場、トラックの流通、倉庫で保管、お店に納品し、コンビニ・スーパー様のご本部に営業と商談を行っていました。
そこでわかったことは複雑に絡み合う利害関係。多くの会社が関わっているから、あちらを立てればこちらが立たず、そういう中で仕事は進んでいきます。
交渉や会議で決まるよりは、お互いの力関係、お金を支払う側で物事が決まります。
お金をもらう側は立場が弱い。どうして弱いかというと、揉めたときにお金が支払われないことが起きるからです。
自分の会社の利益を最優先されるのがビジネスなので致し方ない側面があるとは思っています。
でも、これで幸せなのか?という疑問が沸いてきました。

その中で「対話」という活動を知り、ビジネスで行われているアプローチとは異なり、コミュニケーションの基礎が含まれていることに魅力を感じました。

ビジネスでは短い期間の内に結果や結論、効率を求められます。対話は自分のペースで知的探求を深めていく。
ビジネスでは自分たちの利益や主張が優先されます。対話は相手のことを理解しようとします。
ビジネスでは討論がうまい人が優遇されます。対話では何も話さなくても優劣はありません。

そして、コミュニケーションの大原則は相手の話をじっくり聞くことです。
しかし、相手が話をしている最中に、自分が言いたいことを考えていたり、話に割って入ったり、最後まで相手の話を聞くことができていません。
それを、対話の場ではルールを設けて上手に話し合えるようにしています。

コミュニケーション不足によって、やる気がなくなったり、お互いの認識や理解が違っていたり、派生して問題が起きます。
自分ひとりだけではいい仕事はできない。自分と相手だけでもいい仕事はできない。自分と相手の先にいる関係者やお取引先様を含めて仕事をする必要がある。お取引先様も多く存在しているため、複雑に絡みあう利害を調整する必要があると痛感しました。
結局、コミュニケーションを抜きに今の社会では良いものが作れないということです。

それならば、自分の体験を伝えるため、対話することのメリットを伝えるために、活動することにしたのです。

最近知り合う方からは、「コミュニケーションが下手だと思わない」というお言葉を頂いております。
でも、元々は違っていました。それが、対話をすることによって改善していくようです。

人それぞれに価値観が異なる時代で、利害も違う中、お互いに理解し合うことも対話を通じて身につけなくてはいけないスキルです。

私は色々な壁に突き当たって、右往左往しながら、気が付けば苦手なことを職業にするようになりました。
そんな人生を送る人もここに居るのです。

〔 哲学対話の依頼・仕事を承ります! 〕
哲学対話の研修や授業・セミナー・ファシリテーター養成講座など幅広くご対応致します。
学校やビジネス・スポーツチーム・各種コミュニティなどで、お気軽にご相談ください。
お問い合わせフォームはこちらより

◆ 対話のイベント&研修 ◆
*対話コン
今までにない哲学対話の手法を使った合コンのような参加者同士が仲良くなる対話のイベントです。
恋愛や結婚など日頃の興味や関心を持っていることについて話し合う"対話"を体験してみませんか。
マッチングなし。年齢制限なし。既婚者や夫婦での参加可。少人数で楽しくアットホームにやっています。
コイタイワとのコラボ 2019年10月20日(日)〔東京・池袋〕
詳細やお申込みはこちらより
第50回 2019年10月27日(日)〔東京・渋谷〕
詳細やお申込みはこちらより

*哲学対話によるコミュニケーション研修
組織の風通しを良くし従業員のやる気やコミュニケーションを活性化させる研修プログラムです。
学校で実績がある哲学対話の手法を使い、考えること、自分の言葉で話すこと、相手の話をしっかり聞くことといったコミュニケーションスキルが身に付きます。
詳細やお申込みはこちらより

● 対話力育成コーチ武のSNS ●
*ホームページ
https://www.co-tk.com/
*Twitter
https://twitter.com/denchi_jp/

「でも」は相手が話したくなくなる接続詞

「~でも、あまり意味ないと思うんだよね~」

相手の言うことに納得できずに、「でも」「だって」「しかし」のような接続詞を使って反論していませんか?

『逆説の接続詞』
前の事がらから予想される結果とは逆の結果になることを示す。
「しかし」「しかしながら」「が」「だけど」「けれども」「ところが」「なのに」「それなのに」「にもかかわらず」「それにもかかわらず」「とはいうものの」「でも」「それでも」

相手の話を否定したり、話を途中でさえぎったりするような言葉は、相手の話す気持ちをなくしてしまいます。
対話では人の話を最後まで聞くことが大切で、それが自分の意見や価値観とは違う内容だとしても謙虚さを持って話を聞くことが必要です。

相手の話を否定してしまうと自己中心的な人とみなされるだけでなく、人は自分の話を聞いてくれない相手を本能的に避けてしまうため、相手の言葉を受け入れないばかりか、相手の心を閉ざしてしまう言葉なのです。

自分とは異なる相手の価値観に同意する必要はありません。
しかし、相手がどんなことを考えているのか話を途中で折らずに”あいづち”を使って最後まで話を聞くことが良い対話に繋がっていきます。

〔 哲学対話の依頼・仕事を承ります! 〕
哲学対話の研修や授業・セミナー・ファシリテーター養成講座など幅広くご対応致します。
学校やビジネス・スポーツチーム・各種コミュニティなどで、お気軽にご相談ください。
お問い合わせフォームはこちらより

◆ 対話のイベント&研修 ◆
*対話コン
今までにない哲学対話の手法を使った合コンのような参加者同士が仲良くなる対話のイベントです。
恋愛や結婚など日頃の興味や関心を持っていることについて話し合う"対話"を体験してみませんか。
マッチングなし。年齢制限なし。既婚者や夫婦での参加可。少人数で楽しくアットホームにやっています。
コイタイワとのコラボ 2019年10月20日(日)〔東京・池袋〕
詳細やお申込みはこちらより
第50回 2019年10月27日(日)〔東京・渋谷〕
詳細やお申込みはこちらより

*哲学対話によるコミュニケーション研修
組織の風通しを良くし従業員のやる気やコミュニケーションを活性化させる研修プログラムです。
学校で実績がある哲学対話の手法を使い、考えること、自分の言葉で話すこと、相手の話をしっかり聞くことといったコミュニケーションスキルが身に付きます。
詳細やお申込みはこちらより

● 対話力育成コーチ武のSNS ●
*ホームページ
https://www.co-tk.com/
*Twitter
https://twitter.com/denchi_jp/