哲学対話のルール

哲学対話にはルールが存在しています。

どうしてルールが存在しているのか?もし、ルールがなく好き勝手に話し合っていると、それは雑談とかわりがなかったり、対話が討論にすり替わっていたりしてしまいます。
哲学対話は物事を深く考えて探求すること、相手の価値観を知ることです。そのために、ちゃんと深く考えるための方法や相手の考えている内容を引き出しやすくするルールを設けています。

ルールは哲学対話の流派や主催者の好みによって違いありますが、共通しているルールとして「人の話を最後まで聞く」「相手を批判しない」などがあります。

私が哲学対話をする際に設けているルールは以下の6つです。

1)自分の体験談や価値観を伝えよう
2)どんな意見でも受け止めよう
3)お互いに問いかけるように意識しよう
4)話がまとまらなくても、意見が変わってもよい
5)発言せずに聞いているだけでもよい
6)プライベートな内容は守ろう

私が重要視しているのは相手の価値観を知ることです。なぜこのルールにしたのか理由をご紹介しようと思います。

1)自分の体験談や価値観を伝えよう
本に書いてあることやテレビなど有名人、有識者が言ったことは、調べればわかります。発言者本人の考えや意見は含まれません。そういう話はとてもつまらないです。聞いていて退屈。
なので、自分の体験したことや、自分の価値観を話してもらうことをルールにしています。体験や価値観には良し悪しがありません。自分の経験したことは唯一無二の出来事です。その人の体験を聞いた方がよっぽと楽しいので初めに自分の話をすることをルールにしています。

2)どんな意見でも受け止めよう
ひとつ目のルールが自分の価値観について話してもらうことです。それぞれの人が価値観について話をすると中には自分と相容れない意見が出てきます。そうすると否定や批判をしてしまう気持ちが芽生えてしまいます。相手の話を否定すると話したくなくなります。
そうなった際に意識を逆に向けることをルールにしています。相手の意見を認めることと同意することは違います。自分は賛同しないけど、そういう意見も世の中にはあることを受け止めることが対話に必要になります。

3)お互いに問いかけるように意識しよう
参加者同士がお互いに質問し合う、問いかけ合います。
対話の場にはファシリテーターが存在します。私がイベントを主催する時は私自身がファシリテーターとなります。ファシリテーターが参加者を促して引っ張るようなやり方は、主従関係になりやすい。ファシリテーターが先生、参加者が生徒というような立場になります。そうするとファシリテーターが持っている了見以上の対話ができにくくなります。
哲学対話はみんなで考えて探求する場です。なので、ファシリテーターもいち参加者として加わっている方が良いと私は考えています。

4)話がまとまらなくても、意見が変わってもよい
考えというのは話しながらまとまっていくことがあります。なので、話すことがまとまってから言う必要はなく、まとまっていない状態で話して構わない。
また、他の意見にふれることによって、自分の考えが変わることが起きます。哲学対話は討論や議論とは違う。なので、主張を変えずに相手とぶつけ合う必要はありません。
むしろ、考えや意見が色々と変わっていった方が、物事の見方や知識が増えていくことになります。

5)発言せずに聞いているだけでもよい
ワークショップでは、意見ありませんか?どんな風にお考えですか?といった質問をされるケースが多い。その際に無理やり発言しても、良い答えになることがありません。誰かにそそのかされる必要はなく、自分が話したいタイミングで話し手いいことをルールで明文化しています。
ただ、聞いているだけでも頭の中ではちゃんと考えているし、全く発言しなかった参加者が最後に一言鋭い意見を言う場合もよく見かけます。
会社の会議だと発言しない社員は必要ないと言われますが、哲学対話では発言しなくても参加していい場なのです。

6)プライベートな内容は守ろう
個人的なことを話してもらっていると、とてもプライベートな内容で口外しちゃいけないような話も出てきます。安心して話をしてもらうには、自分の知らない所で話が広がってしまうことがないようにしなくてはいけません。そのために、話の内容はその場限りとお願いしています。会の雰囲気を伝える際にも、参加者が特定されてしまうような記載は差し控えてもらうようにしています。

哲学対話によくあるルールの「人の話を最後まで聞く」に関してはルールとしては載せていません。ですが、私はコミュニティボールを必ず使用しますので、ボールの使い方として「ボールを持っていない人は、ボールを持っている人の話を聴こう」と説明しています。ルールではなく運用でカバーしています。

このように哲学対話ではルールがとても大事な役割を担います。
どんな目的のために哲学対話をするのか?どんな風に対話を進めたいのか?それによってルールを作っていくことが必要です。


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底辺校(都立大山高校)から国立大学に現役合格

都立大山高校は学力(偏差値39)が低い学校です。
卒業生のほとんどが専門学校か就職します。
そんなレベルの学校から現役で国立大学の合格者がでました。
国立山梨大学に合格。それ以外にも、沖縄県立芸術大学と上智大学にも合格者が出ました。
どうして合格できたのでしょうか?
これらの大学に合格した生徒には「哲学対話」をしていたという共通点があります。

哲学対話とは、自分が興味関心あることに対して問いを持つこと。その問いを自分の頭で考えて、自分の言葉で話すこと。対話なのでひとりではなく、価値観が異なる他の人と一緒に話し合って、相手の意見を聞くこと。
この、問う・考える・話す・聞く行為を哲学対話と呼んでいます。

哲学対話の効果とは?物事を深く色んな方向から考えるられるようになること。
なぜなら、対話中に問い掛けを何度も何度も繰り返すことをするので表面的な意見ではなく深い意見になっていく。そして、自分と違う考えの人と意見を交わすことで多様な見方ができるようになるからです。
やみくもに考えていたり、悩んでいても発展や進展は起きません。哲学対話の手法による考え方の地図を身に付くようになると、学問を学ぶことはもちろん、普段の生活や、将来社会に出た時にも、転用できて役に立ちます。

国立大学には指定校推薦がないので、受験して合格しなければ入学できません。勉強は自分でやらなくてはいけない。
親や教師から勉強しろ!大学に行きなさい!と言われても、本人が納得していなければ勉強しないし、大学受験を真剣に取り組みません。
そのために必要なことが、主体性を持つことと、動機付けが大切です。

哲学対話でよる出る問いのひとつに「どうして大学に行くのか?」があります。
普段ではむしろ問いてはいけないことかもしれません。しかし、哲学対話ではこのような問いについても真剣に考えます。

・親とか先生が大学に行け!と言っているから。
・みんな大学に行っているから大学くらいは出ておかないと恥ずかしい。
・大卒の方が就職に有利。
・社会に出たくないから

このような回答する生徒が実際には多いです。
大学で特定の分野を勉強したい、研究したいという生徒は少ない。
だからこそ、深く問うことが大切になります。

・親が大学に行かなくてもいいと言ったら、卒業後に何をしたい?
・みんなって具体的には?(誰が大学に行っているのか・何人が大学に行ったのか)
・大学を卒業できないと恥ずかしいことなのか?
・大卒だと就職が有利になるのか?(大卒でフリーターもいますよね)
・どうして社会に出たくないのか?(どうして子どものままで居たいのか)
・大学とは何をする所なのか?
・大学での勉強と高校での勉強は何が違うのか?
・大学を卒業したら何をしたいのか?
・専門学校ではどうしてダメなのか?
・自分がやりたいことを学べる大学はどこか?

など、どうして大学に行くのか?だけでも色んなことを考えられるのです。
回答した内容をさらに掘り下げることができるので、自分の本心から理由を見つけられるようになります。
自分自身が本当にしたいことを見つけられる。誰かから言われたことではなく、自分がどうしたい、どうありたいという主体性を持てるようになる。やりたいことが見つかれば、勉強をするにしても、何をするにしても、揺るがない動機づけにつながります。

主体性を持つことや、動機付けは、哲学対話がもたらす代表的な効果です。

もちろん、国立大学に合格した生徒達は元々賢かったのではないのか?ようは哲学対話をしていなくても大学に合格したのではないのか?という疑問はもちろん出てくると思います。
確かに哲学対話をしていなくても大学に合格していたかもしれません。しかし、哲学対話をしなかった状態で大学受験することは二度とできないし、時が経っているので本人の学力も変わっているでしょう。
この疑問に関しては、哲学対話をしたから大学に合格した、ということも、哲学対話をしなくても大学に合格した、哲学対話をしなかったから不合格になった、まで含めてどれも確証になりません。推論での話です。

私たちが外部から都立大山高校の学力向上でサポートしていて推測したことです。

国立大学に合格した生徒は哲学対話をやっていた。哲学対話には自ら学ぶ力を鍛える効果がある。
哲学対話で学ぶ力が向上した結果、国立大学に合格した。

現役で国立大学に入学する、生徒の学力を上げるために、哲学対話を導入してみてはいかがでしょうか。
哲学対話の効果が感じなければやめればいいだけの話です。哲学対話で学力が上がっても、今以上に下がることはない。まずは取り組んでみることをお勧めします。


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哲学対話で見えたポリアモリーの大切なポイントとは!?

当事者が幸せならばそれでいいじゃないか。

ポリアモリーとは、関係者全員の合意に基づき、多重的な性愛関係やロマンチックな関係を営むライフスタイル、また その関係性のことである。

ポリアモリーを実践している、きのコさんをゲストにお越し頂いて『対話コン ~ポリアモリー×哲学対話~』を開催しました。
哲学対話の手法によってポリアモリーを題材にして探求したらどうなるのでしょう?

はじめに、きのコさんにはお付き合いしている恋人がふたりいます。
複数人と同時に交際するライフスタイルの人をポリアモリーと呼んでいます。きのコさんは自分がポリアモリーだと自認してて、メディアや交流サロンなどの活動と発信をしています。
(逆に今の日本で大多数である1対1の交際をモノガミーと呼びます。)

ポリアモリーを実践する上で欠かせないポイントがあり、それは「関係者の合意」です。
きのコさんは、今日食べたいもの、休みに行きたいとこなど、なんでも、それがどんな些細なことでもまな板の上に出して話し合い決めています。もちろん、新しく好きな人がができたときやお付き合いを始めたいときなど、意見が対立しそうな大きいことも、お互いが納得できるポイントを見つけ出すまで話し合いと相談をするそうです。
その結果、きのコさんの場合は交際関係の3人がお互いに仲良しという状態になっているとのこと。

では、複数の人と交際する中で、誕生日やクリスマスなど記念日をどのように過ごすのか?そして、交際相手に対して優先順位が付かないのか?時間やお金など物理的な制約がある中で、きのコさんはどうやっているのか疑問が出てきました。
きのコさんの場合は、記念日やセレモニー的なことは重要視していない。誕生日に必ず何かしなくてはいけないと感じていない、12月24日も都合が悪いから20日に前もってする感じとのことです。交際相手も記念日を優先していないので、問題は起きないそうです。
そして、相手によって優先順位もつかないそうです。相手によって役割や求めている内容がみんな違っていている。落ち着きたいときに一緒にいる彼氏、行動的な話をしたいときに一緒にいる彼氏、それは、同じ種類で比べられなく、そもそも質が違っている。例えるなら、友達付き合いで、ランチに一緒に行く友達、カラオケに一緒に行く友達、映画に一緒に行く友達のように、目的によって人がそれぞれが違う、それにはどっちが上、どっちが下という優先順位を付けるのは違うとのことです。
ポリアモリーにおいて、優先順位が付くのではなく、求めることによって役割が分担されていて、同時にお互いが共存していることが、欠かせない要素のように思います。記念日の過ごし方を含めて、関係者全員の合意しているからこそ実現できていると思う。

しかし、合意があるとはいえ、複数の人と同時に交際関係を持つことは当たり前ではありません。例えば、浮気や不倫に対する世間のイメージは良くありません。複数の人と付き合うや、性愛関係を持つのがしてはいけないことだとされています。
きのコさんの場合では、学生時代の1クラスのA君が好き、2クラスのB君が好き、サッカー部のC君が好き、という感覚で人を好きになります。私はこのような感覚で好きというならば、同じように感じるし、悪いことという印象はありません。子どもの時に誰かを好きになる感情は同級生同士の話でも似たような感覚はみんな持っていたと思います。
ですが、大人になるにつれて、お付き合いを始めるとなると、子どものピュアな感覚が許されなくなります。そこには、そもそも、複数の人と付き合ってはいけない前提が社会にあります。日本の法律においても重婚は認められていません。お付き合い、夫婦などの名前で関係性が結ばれているならば、そこにはしても良いことと、してはいけないことが存在します。
そのため、ポリアモリーは前提から外れて珍しい恋愛をしている人達という風に好奇の目で見られています。

Q.人は一生涯同じ相手を愛し続けられるのだろうか?
Q.どうして複数の人を好きになってはいけないのか?
Q.どこからが浮気?(ふたりで会う、手を繋ぐ、SEX、心が移る、などなど・・・)
Q.どうして結婚するのか?
Q.なんでお付き合いをしたいの?

これらの問いは人によって答えはみんな違うし、そもそも正解なんてひとつではありません。むしろ正解自体すら存在しないかもしれません。
模範解答がない中で、週刊誌、ニュース、ドラマなどで複数の人と交際することはいけないと報じられて、もし浮気や不倫をしたのなら非難の嵐で、社会的にその人を抹消するまで叩かれます。ひとりだけと交際し一生涯添い遂げることが、あるべき姿だと報じられます。

人間、みんなが同じ価値観を持っているわけではありません。
きのコさんが最終的に目指している状態とは、人とは違う価値観のライフスタイルを過ごしていたとしても「そういう人もいるよね」と流してくれること、批判をするのではなく、温かくほっとかれるようになって欲しい。わざわざポリアモリーという言葉を使って自分のライフスタイルを名乗らなくてもいい、ポリアモリーという言葉が必要ないように、発展的になくなることを目指しているそうです。
哲学対話の活動に置き換えると、自分が当たり前や前提とされていることを疑ったり、問うことを通して、多様性を認め合う、相互に承認し合えるようになる目的が同じだと感じました。

ポリアモリーにも当事者同士で色んな形がありポリアモリーだからといってみんな同じという訳ではありません。
そこで、ポリアモリーに対する共通認識がどうしても必要になります。
きのコさんがポリアモリーにおいて大切だと思っていることは、本人がポリアモリーかどうかを決める(名乗る)もの。
第三者が、これはポリアモリー、あれはポリアモリーではない、この人が真のポリアモリー、あの人は偽のポリアモリー、という風に判断しないことだそうです。当事者同士の関係性によって成り立っているポリアモリーなので、環境や状態、条件によって万人に共通する明確に線が引けない。当事者でないとわからない関係性がそこにあるため、第三者の主観や推測で相手を推し量ってはいけないのです。
なので、当事者間において嘘や隠し事がない、それが担保されていれば、例え、ハーレムだろうと、愛し合っていてハッピーであればいい。つまり、合意が必ずそこにあって、誰も傷付いてない、苦しんでない、泣いていないのであればポリアモリーと言いたいのであれば呼んでいいのです。

「関係者全員の合意があり、誰ひとり不幸せではない!」
これがポリアモリーとしての、一番大切なポイントです。

すごく大切な部分なのでもう一度言います。

「当事者同士がお互いに合意している関係性ならは、それが世間の常識とかけ離れていたとしても、誰ひとり不幸になっていなければ問題がない!」
当事者が幸せならばそれでいいじゃないか!?ということです。

ポリアモリーとして大切なことで紹介しましたが、普段での人間関係において共通することでもあると思います。
相手に対して嘘や隠し事をしない。相手に対して正直であること。自分のしたい欲求に対しても正直であること。相手と向き合い、話し合うことを通して合意できるポイントを見出すこと。それは、世間の常識や当たり前に縛られる必要はなく、だれも悲しむことにならないのなら、第三者が批判することではない。

この点が守られているのならば、呼び名として、お付き合いしていようと、恋人関係であろうと、夫婦であろうと、友達だったとしても、それにはあまり関係はなく、人と人が良い関係性を構築するために大切なことだと思います。

イベントの後半は、参加者が問いてみたいテーマ
「パートナーと対等な関係を作るには何が必要?」で哲学対話をしました。

以下のような意見が出てきました。
・男性と女性で対等な関係になっていない。
・仕事でお金を稼いでくる男性が偉くて、稼ぎが少ない女性とは対等でなくなってくる。
・女性は家事に育児に大変な日々を過ごしていることを理解して欲しい。
・依存する関係だと対等な関係でなくなる。
・お互いに合意や尊重し合えるのが対等。
・何かをした時にそれに見合うエネルギーが返ってくるのが対等。
・対等はお互いに尊敬し合っている状態。
・条件に関係なく人として存在していれば対等である。
・肩書に関係なく対話をしている状態が対等である。
・何でも納得するまで否定しないで話し合えると対等な関係になれる。
・対等ではないのは我慢をしたから。
・女性の立場で金銭的に自立することは今の日本では難しい。
・結婚の制度や契約で女性は対等な関係が守られると思う。
・対等になれるのは結局パートナーの人柄次第。
・対等は万人の上にあるものなのかわからない。
・対等は二人のぶつかり合いで作るようなものだと思う。
・対等はそもそも必要なのか。
・双方の満足感が対等な関係に必要ではないか。
・対等な関係を作るには年収などで相手を判断しないこと。

対等ってなんでしょうね!?

このような感じで「対話コン ~ポリアモリー×哲学対話~」は大盛況のうちに終了しました。
とても楽しかったので、また、ポリアモリー×哲学対話でイベントを開催したいです。
ご参加頂きました皆様、そして、きのコさん、誠にありがとうございました。


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哲学対話とは何か?

改めて、哲学対話とはどういったものなのか?説明します。

哲学対話とは、自分の興味や関心に基づいて問いを立て、その問いについてじっくり考え、考えたことを言葉にして話し、他者の意見を聞きながらさらに思索を深めるプロセスを指します。哲学対話の目的は、過去の哲学者が書いた難解な本を覚えたり、その知識をひけらかしたりすることではありません。むしろ、自分自身の「問い」を持ち、その問いを探求し続ける姿勢と行動そのものが、哲学対話の本質です。

哲学対話を特徴づけるのは、問いを共有し、対話を通じて新たな視点を得る取り組みです。それは答えを導き出すことよりも、「どうしてその問いが重要なのか?」を皆で考えることに価値を置いています。このアプローチは、日常的な出来事から始めることができ、誰にでも実践可能です。

哲学対話の歴史的背景

哲学対話の原型は、アメリカの哲学者マシュー・リップマンが1970年代に提唱した「Philosophy for Children(子どものための哲学)」に由来します。リップマンは当時、コロンビア大学の生徒たちが論理的に考えたり、健全な判断を下したりする能力に欠けていることを憂い、哲学を基盤とした教育プログラムを構築しました。彼の目的は、子どもが幼い頃から抽象的に考える能力を有しているという信念に基づき、教育は推論、探求、判断能力の向上に重点を置くべきであるという確信から生まれました。その狙いは、子どもたちが自分自身で考える力を育み、それを責任感や思いやりをもって活用できるようになることにありました。

リップマンの考案した哲学対話は、単なる知識習得ではなく、思考力を鍛えるためのトレーニングと言えます。子どもたちが「なぜ?」を問い続ける中で、他者の視点を理解し、共感しながら問題を解決する能力を養うことを目指しています。この理念は、テキストや指導書が 40 以上の言語に翻訳され、オーストラリア、イギリス、メキシコなど 60 以上の国で使われています。そして、世界各国の多様な文化の中で独自の展開を見せるようになりました。現在では、子どもたちだけでなく、コミュニティや企業研修など、様々な場面で活用されています。

哲学のイメージを超えて

「哲学」と聞くと、多くの人は次のようなイメージを抱くかもしれません。「実生活では役に立たない」「難しそう」「変わり者がすること」など、少しネガティブな印象を持つ人もいるでしょう。実際、私自身もかつてはそう感じていました。今でも学問としての哲学にはさほど関心がありません。それでも、私は哲学対話に取り組んでいます。

なぜなら、哲学が何千年もの間、多くの文化や社会で学ばれてきた背景にはやはり理由があります。それは、哲学が人間の根源的な問い、「生きるとは何か」「幸福とは何か」「他者とどう共存すべきか」などに取り組む学問だからです。一般的な人がこのような問いに答えることは簡単ではありませんが、問いを持つこと自体が私たちの生活に深みを与えてくれます。そして、この哲学の「本質を探求する姿勢」を日常に応用できる形にしたのが哲学対話です。

哲学対話を実践することで、私たちは論理的な思考力や問題解決能力を養い、多様な価値観を理解する心を育むことができます。また、哲学対話は、正解を求めるのではなく、参加者全員で自由に意見を交換しながら、共に考えを深めてる場です。まるで、友人とカフェで人生について語り合うような、温かい雰囲気の中で、自分自身の考えを問い直し、新たな視点を得ることができます。

問いから広がる世界

哲学対話は「問い」から始まります。しかし、「正義とは何か?」や「愛とは?」といった壮大なテーマである必要はありません。むしろ、私たちの日常に溢れている、ごく当たり前の疑問から始まることも多いのです。

哲学対話の面白いところは、答えが一つに決まっているわけではないということです。多様な意見が飛び交い、それぞれの価値観が尊重されます。たとえば、「朝ごはんに何を食べるべきか?」という問いを考えてみましょう。一見、ささいなテーマのように思えますが、人によって答えはさまざまです。ある人は「白米と味噌汁が健康に良いから」と答えるかもしれませんし、またある人は「パンと牛乳が手軽だから」と答えるでしょう。中には「朝ごはんは食べない」と言う人もいるかもしれません。この問いを深掘りしていくと、「なぜ私はこの料理が好きなんだろう?」「朝の時間をどう過ごしたいのか?」といった個々の価値観やライフスタイルが浮かび上がります。

さらに掘り下げていけば、「そもそも朝ごはんを食べる必要はあるのか?」「一日何回の食事が最適なのか?」というように、私たちの生活や身体、文化の仕組みにまで思考が広がっていくこともあります。このように問いを通じて他者と意見を交わすことで、相手の価値観を理解し、自分自身の考えも深まっていくのです。

哲学対話を通じて、私たちは論理的な思考力やコミュニケーション能力を養い、多様な価値観を受け入れることができるようになります。そして、自分自身と世界との関係性を深く探求することで、より豊かな人生を送ることができるでしょう。

哲学対話がもたらす効果

哲学対話の核となるのは、「考えること」「話すこと」「聞くこと」の3つの要素です。このシンプルな行為の中には、現代の私たちが抱えるコミュニケーションの課題を解決するためのヒントが詰まっています。

近年では、自分の考えをうまく言葉にできなかったり、他者の話を最後まで注意深く聞けなかったりする人がいます。SNSの普及で、短文や即時的な反応が求められる場面が増え、深く考える余地が失われがちです。また、会話の中で相手の意見をさえぎったり、表面的に受け流したりすることも少なくありません。これらは私たちの人間関係や自己表現に影響を及ぼし、誤解や摩擦を生む原因にもなります。

哲学対話では、こうした問題を解決するために、「話し手が安心して意見を最後まで伝えられるルール」と「聞き手が相手の話を注意深く受け止める仕組み」がしっかりと設けられています。具体的には、次のような工夫が含まれています。

  • 話し手への配慮:誰かが話しているときは、途中で口を挟まない、否定しない、自由に何を言ってもよいといったルールを共有します。これにより、話し手は批判を恐れずに自分の意見を安心して述べることができます。
  • 聞き手の役割:ただ黙って聞くのではなく、相手の言葉に耳を傾け、考えや意図を理解しようとする姿勢が求められます。聞き手が「受け止める姿勢」を持つことで、話し手は自己表現の喜びを感じられるのです。
  • 問いによる深掘り:聞き手が適切なタイミングで質問を投げかけることで、話し手は自分の考えをさらに掘り下げ、新しい気づきを得ることができます。

これらの仕組みによって、哲学対話は単なる会話の場ではなく、コミュニケーションの基礎を鍛え直し、人間関係を築くうえで欠かせないスキルを育てる場となります。

哲学対話を通じて、もうひとつ重要な効果が得られます。それは、自己理解と他者理解の促進です。対話の中で自分の意見を言葉にしていく過程では、自分の価値観や思考パターンに改めて気づくことがあります。「自分はなぜこう考えるのか?」「この考え方の背景にはどんな経験があるのか?」といった問いが浮かび上がることで、自分自身を深く知るきっかけになります。

さらに、他者の意見をじっくり聞くことで、「この人は自分とは違う視点を持っているけれど、それにも納得できる部分がある」と気づくことができます。哲学対話の中で意見の違いを認め合いながらも、共通する価値観や考えを見つけることは、互いの理解を深める大きな一歩となります。これにより、他者への共感や信頼感が生まれ、コミュニティや人間関係をより豊かなものにしていきます。

哲学対話の必要性

現代は、AIの発展やグローバル化など、社会が大きく変化している時代です。これまでは、お互いに関わり合うことがなかったようなバックグラウンドが異なる人達とも知り合うことができるようになりました。その結果、私たちは、多様な価値観を持つ人々と共存し、複雑な問題を解決していく必要があります。そんな時代だからこそ、哲学対話では、異なる視点を持つ人々が集まり、自由に意見交換することで、新たなアイデアを生み出し、問題解決の糸口を見つけることができます。

哲学対話の最大の魅力は、誰もが参加できる点です。特別な知識やスキルは必要ありません。大切なのは、自分の考えを率直に語り、相手の意見に耳を傾けることです。哲学対話を通じて、私たちは自分自身の考えを深めるとともに、他者との共感や連帯感を育むことができます。

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大山高校で哲学対話を実施

都立大山高等学校にて新入学生を対象に哲学対話のオリエンテーションを行いました。

大山高校は数年前から教員と生徒の両方に哲学対話を導入している学校です。
自主的に学ぶこと、物事を深く考える力を養う、2020年の大学入試などのために哲学対話をしています。
大山高校で哲学対話を行っている生徒が、国立大学や上位大学への合格者が出たという実績を上げています。
その学びの姿勢を早くから取り入れる目的で新入学生240名全員に対してオリエンテーションを実施しました。

初めに大山高校は学校と先生が哲学対話に取り組む姿勢と準備が良かったです。
私たち外部の人を学校に招き入れるということで、部屋を用意し、資料や飲み物を完璧にセットされていました。
もてなして欲しい気持ちはありませんが、用意されていると気分がいいものです。
さらに、オリエンテーションを実施する準備も良かったです。
体育館に椅子がセットされている、対話のルールとQカードも配置済み。残るは実践するのみという状態でした。

生徒にとっては初めての哲学対話なので勝手などわからないことだらけです。
でも、そんな中で自分の考えや意見を発言する、他の人の意見を聞く、視点を変えてみて考えるなど、前向きに取り組んでくれたと思います。
今日のオリエンテーションを通じて、質問の仕方、話の深め方を体験することで、日常の授業で深く理解できるようになっていけることを期待しています。


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哲学対話のファシリテーター講座です。学校での導入事例と哲学対話の手法やそのやり方が学べる講座です。

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雪谷高校で哲学対話を実施

本日は都立雪谷高等学校にて、新入生240人に哲学対話のオリエンテーションを実施しました。

学校で哲学対話を実践する理由は3つあります。
ひとつ目は対話をすると仲良くなることです。
相手と仲良くなるためには、相手のことを知ることが不可欠です。
そのために自分の価値観や体験を話す哲学対話は、相手の人柄に触れるためうってつけです。
ふたつ目は、探求学習のための考え方や姿勢を身につけることです。
社会の変化がとても早く、今までの成功事例が通じない時代で、答がない問題に対して主体的に考えることが求められています。
そのために、問いを持つこと、考えてその内容を言葉にし話すことで、物事を深く探求する姿勢が身に付いてきます。
三つ目は、2020年に大学入試が変わるための準備です。
選択問題だけでなく、記述問題が追加される予定です。自分の意見をまとめて文章を書けるようにするには、問いに対して自分なりの考え方ができないといけません。
物事を探求する姿勢と考え方が身に付いていることで、大学入試にも有益に働きます。

もちろん新入生にとって哲学対話は初めての取り組みです。
慣れていないし、普段の会話とも違うため、戸惑うことの方が多かったと思います。
雪谷高校では継続的に哲学対話を開催することになっていますので、繰り返し練習して賢くなる生徒が増えることを期待しております。


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八王子東高等学校にて哲学対話を実施

本日は八王子東高等学校で新入学生300人強に対して探求学習のために哲学対話のオリエンテーション研修を実施しました。

文部科学省の教育カリキュラム変更により、生徒が主体的に学ぶことがこれまで以上に取り入れられます。
私が携わっている団体では東京大学の先生監修のもと、主体的に学ぶために哲学対話の取り組みを学校に導入を進めています。

哲学対話の特徴は、自分で問いたいことを見つけ、深く物事を考える、意見を語る、相手の意見を聞くことです。
それにより、義務教育による興味がなくても解かなくてはならない問題ではなく、自分が興味関心を持ったをことを探求するための能力を養います。

八王子東高等学校は偏差値70くらい、いわゆる頭がいい学校です。
生徒は考えることや、知識が多いので、正面からぶつかるような問いかけをした方がいいと思っていました。
対話のテーマは「なんで机に座ってはいけないのか?」
印象的だったのは、みんな机に座ってはいけないことだとは思っていなかった。でも、反抗的な態度ということではなく、机に座ってはいけないという理由として、足が床につかないと力が発揮できない、衛生的に机に座るのが良くない、しつけとして机に座ってはいけないから、文化や価値観として机に座ってはいけない、机に座ってもいいと言われることもあったなど、色んな側面から考えることをしていました。
そういう意味ではやはり頭のいい生徒達だったと思います。

ちゃんと深く物事を考えることの資質は持っている。ただ、今までそういうことを実施や発揮する機会がなかったという印象です。
八王子東高等学校は探求学習を取り組んでいくことになっています。
今日のオリエンテーションをきっかけに主体的に学ぶことを身に着けてくれることを願っています。


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50人弱が参加・哲学対話のファシリテータ研修

来月、4月から新年度が始まるので高校で実施する哲学対話のファシリテータ研修を開催しました。
教員・大学生を中心に50名弱が参加した大規模な研修です。
哲学対話に関する説明、哲学対話を実際に体験して頂き、その後、質疑応答という長時間の研修でした。
この研修を通して生徒に学びや主体的な姿勢が身に付く哲学対話をナビゲートできるようになってほしいと思います。

また、研修の一角に複数の高校生が集まって哲学対話もしていました。
私が混ざった時では人工知能に関する対話をしました。
つくづく実感することは対話って子供や大人とか学力とか全く関係ないで対等に話し合えるということです。

哲学対話はシンプルなんだけど、奥が深いと思います。
来月、また高校生と哲学対話ができることを楽しみにしています。


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哲学対話は生きる姿勢を育む

私は哲学対話の活動に取り組んでおりますが、哲学という学問を学んだり教えたりはしていません。
哲学とはまったく無縁で、高校時代に「エロス」「アガペー」という男子が好きそうな単語しか覚えていません。
今でも学問として哲学が詳しくなっている訳ではなく、意識して哲学を学ぼうともしていません。
では、何をやっているの?というなら「哲学をすること」に取り組んでいます。

哲学をするということはどういうことなのか?

物事や教えに客観的な裏付けはあるのか?道徳や美意識の土台にあるものは何なのか?法律や権利といったものに正当性があるのか?それらについて先入観や偏見にとらわれないで、物事の本質を自分から問い、考えることが哲学をすることです。

哲学者カントも「哲学を学ぶより、哲学をすることを学べ。」という言っています。

グローバル化した社会では、多様な価値観や文化、行動、習慣を持っている人と出会います。その時に、自分の価値観や考え方にとらわれて、異なる考えを拒否してしまうと、これからの社会で生きる可能性が狭まります。
そして、変化のスピードが速く、不確かなことも多く、正解のない問題や想定外の事態、明るい未来が見えない時代であり、決まり切った生き方や人並みの人生が送りにくくなっています。

このような時代背景の中では、常識や流行、思い込み、偏見など、前提になっていたものを疑うことが必要になります。
いい学校やいい会社に行くと幸せな人生になるのか?
20代後半までに結婚した方がいい?
朝の9時から始業開始しなければならない?
港区に住む人はみんな金持ち?
など、日常生活の出来事や身近にあることを通して改めて問いなおす、意味や価値を判断しなおす姿勢が大切になります。
哲学することは、人間が生きていく中で価値観や考え方、生き方の根底になるものです。自分が前提としてきた価値観を押し通すのではなく、自分と異なる価値観も受け入れ、相手を理解して、良い所は取り入れて、自分なりの考え方を常に更新する姿勢が生きていくために必要です。

「哲学をすること」は、自分で「どう生きるかを考えること」につながるのです。


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八王子東高校で哲学対話研修

八王子東高等学校にて来年度より生徒が主体的に学ぶ探求学習が行われます。
本日は先生向けに行われた「探求的活動のためのファシリテーション研修」に同席しました。

探求学習の方法のひとつとして哲学対話を使う予定になっています。
生徒それぞれが自分の興味あることや関心のあることを見つけて、自ら探求して学びを深めていきます。
なので、今までの教員による勉強を教えるというアプローチとは異なります。
哲学対話は問いを見つけ、自分の頭で考えて、話をします。そのため哲学対話と探求学習に親和性があります。

今回は探求学習について研修を見学する想定でしたが、急遽、哲学対話のファシリテーションを担当させて頂きました。

いつもの行っている哲学対話と同じようにテーマを決めて対話をしました。
今日のテーマは「人はいつから年を取るのか?」

肉体的に年を取ることと精神的に年を取ることがある。
年を取る、老いることはどういうことなのか?
ネガティブなイメージがあるが年を取ることは悪いことではない。
年を取ることは死と関係性がある。
身内の死や介護を体験することで年を取ることを感じた。
経験や知識は年を取っても老いることはない。
もし肉体が老いることがなければ完璧な人生になるのか?
老いることは嫌だけど、老いることは必要だと思う。
などなど、、、

30分弱という短い時間での対話でしたが、前提を明確化し共有できたこと、問いから関連して話が広がったこと、仮定を考えることで考えに揺らぎが生じたこと、なにより楽しく対話できました。

哲学対話は相手を思い通りにするものではありません。なので、生徒が大人や教員の希望するようになるのかわかりません。ですが、生徒が主体性を持つことにはなります。
今日の研修を通して認識したことは、目的意識を持って、効果や弊害をちゃんと理解して哲学対話を使う必要がある。

4月には生徒向けに哲学対話が行われます。
どのような結果になるのかすごく楽しみです。

最後に、八王子東は八個の王で東を囲んだマークなんですね。なるほど、やっぱり八王子ですね!


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