大学を辞めると言ったあの日に、、、

大学時代の恩師がなくなりました。
そのお通夜に参列。

先生は私の半生において大きな分岐点にて影響を与えてくれた方でした。

私の家は貧乏だったので高校を卒業したら専門学校にいってすぐに働くつもりでした。

しかし、父の大反対でお金もないのに大学へ進学。

なのに、大学3年の時に父の体調の面もあって完全に退職することになり、生活費を稼ぐ大黒柱もいなければ、学費も払える人も家庭にいなくなる。

生活の足しに高校時代からガッツリアルバイトを続けていましたが、流石に生活費と学費の両方を稼ぎ出すことはできません。

私は大学を辞めて働くしかないな!?と覚悟を決めました。

大学2年生の時から研究室に出入りしていた私は面倒をみてもらっていた先生に大学を辞めることを切り出しました。

そうしたら、一瞬の間があって「学費がなんとかなればいいのか?」と言ってくれました。

なんと!?先生の繋がりで会社を紹介してくれると。

その会社から奨学金を払ってもらい、卒業後はそのまま就職することを条件に、お給料から返却するように提案を頂きました。

3桁単位の大きな借金を抱えることになるが、大学は続けられる。

まったく想定してない展開が私の目の前に現れました。

間違いなく人生においての大きな分岐点。

大学を辞めるか!?大学を続けるか!?

大学を続けた私にとっては、辞めた自分がどうなっていたのか創造すらつきません。

この分岐点において、とてつもなく大きく影響を与えてくれた先生が亡くなった。

大学卒業後もギフトを送ったり、何度か食事などご一緒させて頂きました。

それが、今世ではもうできないと思うと、、、
とても悲しくて涙が止まりません。

振り返ると、人生って大きく道が分かれる分岐点が数回あると思います。

その時には自分に影響を与えてくれる人物が必ずいるでしょう。

私にも数える程度ですが影響を与えてくれた人物がおります。

では、逆に私は他人に影響を与えられているような人物になっているのでしょうか?

先生から受けたこのご恩は他の人に対して恩返しするしかない。

それが次の世代に繋ぐことであり、想いを伝えることになると思う。

私も他人の人生の分岐点において影響を与えられる人物になれるように心に誓った通夜の夜です。

益田先生、本当にありがとうございました。


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